保育園を開業できる資格|保育士資格など資格不要!更に、園長と社長との兼任も可。

保育園を開業できる資格|保育士資格など資格不要!更に、園長と社長との兼任も可。

保育園を開業する上で必要な資格が気になる方が多いようですね。

保育園を開業するに当たって何か必要な資格は、ありません。

あるとすれば、自治体の公募に応募する”応募資格”ですね。

もう疑問は解決しちゃったと思いますが、まだまだ知っておくべきことがあります。

今回は、保育園の経営&人事を10年勤め、現在は保育園コンサルタントとして活動している私が、その辺についてお話いたします。

保育園を経営するために資格が必要かどうかより、”そもそも社長と園長を兼任していいのか?”とか”園長になるための資格は必要なのか?”の方が重要だと思いますので、しっかり覚えましょう。

保育園を開業するための国家資格

保育園を開業するために何かの資格を取得するする必要はありません。

保育園を開業する場合、法人が保育園を設置するのが普通ですので、社長に資格なんていりませんよね。

社長が保育園の園長やスタッフになる必要もありませんから、資格の必要がないのは当然です。

もちろん、保育士不足ですから、何にしても保育士の資格を持っておくに越したことはありませんので、資格試験に挑戦してくださいね。

また、冒頭でお話しした自治体の公募に応募するための”応募資格”については、こちらの記事をご確認ください。参入障壁についてご確認いただけます。

ただ、保育園を経営する上で人件費の削減は重要

人件費の削減というと語弊がありますが、自分や配偶者が保育園の園長やスタッフとして入ることで、1人〜2人雇わなくて済みます。

保育園を1つ開業したくらいでは贅沢は出来ませんので、自身や家族も働いて、他人ではなく自分たちに給料を払った方が良いです。

そして、複数の保育園を開業できたら、マネジメントをする部署を作り現場から離れるようにすると良いでしょう。

既にある程度育った会社をお持ちであれば、今の事務員さん達に任せたりして、現場に事務員を配置しなくて良いようにしましょう。

保育園を経営する会社の社長と保育園の園長の兼任はできるのか?

保育園で最も人件費が高いのは、園長です。

よって、自身が園長を務めれば、大きな経費削減になります。

もちろん、その分、園長の仕事をしないといけないんですけどね。

では、社長が園長を兼任できるのか?

答えは、”兼任できる”です。

まあ、保育園しか経営してない会社もありますから、当然ですね。

さて、次は、「複数の保育園の開業を狙う場合、複数の保育園の園長を兼任できるのか?」ということも重要ですね。

これは、原則として無理です。

園長には園長の仕事、つまり保育園のマネジメントという仕事があります。

保育士だけでなく子供・保護者の管理も必要ですから、最も重要な仕事とされています。

複数園でこの重要な仕事をできると思ってくれないんです。

よって、社長と園長の兼任は1施設まで、と覚えておきましょう。

保育園の園長すら資格は必要ない

保育園を開業する社長に資格はいらず、そして社長と園長の兼任ができても、園長に資格が必要だったら困りますよで。

でも、意外なことに保育園の園長も、実は資格は必要ないんです。

保育園の正式名称は保育所で、保育所は児童福祉施設ですので、園長のことは保育所長や施設長と言います。

だいたい”施設長”と書くことが多いので、正確に調べたい時は、”施設長”という単語を絡めて検索するとちゃんと調べられますよ。

とにかく、社長が園長になる場合は、保育士資格はなくてもOKということになっています。

結局、保育園を開業する場合、社長になるのも、園長を兼任するのも、何の資格もいらないってことです。

ただ、自治体が、しっかりと経験のある保育士を園長にすることを条件に公募することはあります。

雇った人や社長の配偶者などを園長にする場合、少なくとも保育士として認可保育所で1年以上の保育経験は必要になります。

一応、園長を無資格や経験のない人にする場合は、主任にしっかりとした保育経験がある人を置けば良いとする自治体もありますけどね。

社長と園長の兼任は1施設までですので、店舗拡大を考えるなら、園長を雇うか園長候補の育成が必要です。

一応、1施設めを開業する段階から園長候補を探しておくのが無難です。

保育園を開業するのに資格は不要ですが、園長を雇って自分は事務をしよう

保育園は開業すれば終わりではありません。

そこから長く経営していかなければなりません。そして、店舗拡大も検討しなければなりません。

ちゃんと良い保育を実施する保育園を作り上げなければなりませんし、職員の管理も必要です。

やはり、園長はしっかりと保育経験のある人に任せるべきです。

そして、自分(もしくは既にいる事務員)は、園長の補助と事務仕事を担当するのが良いと思います。

さらに、保育士試験を受けて保育士試験を取っておくと尚良いですね。

おわり

さて、今回のまとめでございます。

  • 保育園を開業するのに資格はいらない
  • 社長と園長の兼任もできる
  • 園長にも資格はいらない
  • でも、園長は別途経験者を雇った方が良い

色々な厳しい規制もありますが、園長のようにあまり規制がないこともあります。

園長に資格的な規制がないのは、マネジメントが主な仕事だからだと思いますが。

しかし、規制があったりなかったり、厳しかったり緩かったり、難解だったりすることもあります。

保育園の開業を全て自分でやるのは無理がありますので、専門家に質問できる環境が必要です。

それでは、保育園の開業ができることを祈っております。

保育園の開業・経営・人事にお悩みなら

私は、保育園の経営・人事を10年勤め、現在は保育園コンサルタントとして活動しております。 保育園の開業・経営・人事の経験および実績が複数あります。 保育園のことで、お悩みの方は、コンサルティングサービスを是非ご一考ください。

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