もう10年以上iPhoneを使っているが、深夜アップデートで2回iPhoneがおかしくなったことがある。
今回の私の症状は、深夜アップデートをし、朝起きたら「itunesに挿せ」みたいな画面になっていた。
アップルストアに行って、対処法を聞いてきたので読んでいって欲しい。
3つほど驚愕…
先に結末を
長々と結果を書かないでいると、読み終わった結果「なんだそりゃ!」と思われるといけないので、今回の結末を先に書いておく。
結末は、「壊れていて本体交換」だった。
夜間アップデートをしたらiPhoneが壊れるって、iPhoneからしたら自殺をしているような感じなのだが、これってどうなのよ…と。
壊れていた話を読みたくないと思うかもしれないが、本体が壊れていない場合の対応や、壊れるのを防ぐ方法について、アップルストアで受けた説明をシェアしたいと思うので、読み進めて欲しい。
状況説明(前夜)
アップデートをするか?的な画面になったので、後で通知にしたつもりだったが、夜間アップデートするのでパスコードを入れてくれという画面になった。
いつもはここで、パスコードを入れずにやりすごすのだが、気分がノッていたのかついパスコードを入力して、夜間アップデートすることにしてしまった。
どうやって取り消したら良いか分からないので、とりあえず寝た。
[まとめと補足]
- 1年半前に購入したiPhone
- wi-fi
- 寝る直前まで動画も電話も普通に見れていた
状況説明(翌朝)
朝起きたらこんな画面になっていた。
電源を切ろうが、再度電源を入れても無駄で、この画面しかお目にかかれない状況になった。
そこで、「iPhone 画面 itunes」と検索してみたところ、解決策が公式サイトにあった。
これは、アップデートが失敗している状況だそうだ。
■apple公式サイト▶iPhone、iPad、iPod touch に「iTunes に接続」画面が表示される場合
分岐点
「復元」を選ぶと初期化してしまうので、「更新」とか「アップデート」を選ばなければならない。復元が初期化?と思ってしまうが、そうらしい。
PCを持っていない場合は、友達のを借りるか、アップルストアに行くしかなくなる。
ここで更新が成功すればiPhoneは元通りになる。
私は自分のPCで公式サイトの通りに対応したが、ソフトウエアの更新中に「不明なエラーが発生しました」と出て、更新ができなかった。
こうなると初期化するしか無いが、何でもかんでもiCloudに入れているわけないし、バックアップもそんな頻繁にしていないため、初期化は避けたかったので、アップルストアに行くことにした。
アップルストアに行く前の罠
アップルストアのエンジニア的な人が対応する場所を、GeniusBarと言う。とてもカッコイイ。
あまりのかっこよさに客が多そうなので、予約したほうが良いだろう。
ホームページから予約出来るのだが、ここでトンデモナイことが発覚する。
■apple公式サイト▶Apple サポートへのお問い合わせ
このページから自分が該当するように進んでいくのだが、今回の場合は、以下の流れで進もう。
「iPhone>システムパフォーマンス>復元またはアップデートが期待通りに機能しない」
そうすると、「配送修理」「今すぐアドバイザーと話がしたい」「持ち込み修理」となる。
iPhoneが壊れいる状況で配送修理なんて流暢なことやってられないし、iPhoneが壊れている状況でアドバイザーと電話もできないため、持ち込み修理をすることになる。
驚愕1
すると、サインインしてくれと言われるのでサインインするのだが、あろうことか…
サインインしたらこんな画面が出てくる。
これは、本人確認システムで、Phoneに6桁のコードが表示されるシステムだ。
iPhoneが壊れて修理の予約をしたいのに、iPhoneが動かないと修理の予約ができないという、摩訶不思議システムなのだ。
(ちなみにMacやiPodを持っていれば、そっちにコードを表示させられる。)
直接GeniusBarへ(10時)
どうしようもないので、直接行くことにした。
ちなみにアップルストア銀座店に平日の火曜日の10時に行った。
そのGeniusBarは4階だということで、4階に行き店員に話しかけた。
すると端に列ができていて、10名ほど並んでおり、順番に案内されることになった。
これまでの状況を説明し、軽い受付を済ませ席につき、10分ほどで店員さんが来て、「先にアップデートだけしときますね~」と店員さんのMac(重要)に私のiPhoneが接続され、先程までやっていたアップデートを試みることに。
しかし、当然、先ほどと同じように「不明なエラー」が発生して中断した。
驚愕2
やがて別の店員がやってきて、自己紹介をされた後、店員さんが店員さんのMacを触りながら「ちょっと触っていいですか?」と聞かれたので、「それ、俺のじゃないですよ」と応えてみたら、ぎょっとした表情をしてこう内線を使ってこう言った。
「○○さん(店員名)、なんか俺のiPhoneじゃないとか言ってるけど、どういうこと?」
と。
聞こえてますよ。と。
てか、俺のiPhoneじゃないって言ってないし。と。
そして、内線で返答が来て、続けてこう言った。
「俺のiPhoneじゃないとおっしゃるのでビックリしましたよ~」
と。
私は微笑みながら無視した。
初期化へ
アップデートができないということで、初期化するしかないということになった。
しかし、バックアップを取っていないなら全てのデータが消えるが大丈夫かと聞かれた。
私はもうそれしか方法がないのだろうと諦めていたし、先程の微笑み無視の件もあり、少しどうでも良くなっていた。
「それしか方法がなければそれで良いです。」
そう答えて、初期化を始めた。
驚愕3
初期化も同じitunesの画面で同様の手順で行えるだが、まさかの「不明なエラー」が出た。
しかし、店員は「不明なエラー」という不可解な表現にも全く動じず、「これはファームウエアの故障ですね。」と言い、基盤を繋ぐ部分が壊れているためiPhoneを交換する以外にないということだった。
不明なエラーと言っているのに、なぜ原因が不明じゃないんだよ!と言いたかったが、先程の微笑み無視の件もあるので、特に何も言わず交換にかかる費用を確認した。
「保証に入っていれば80%キャッシュバックですが、入っていなければ35,800円(税別)です。」
今を生きる私は将来の不安ことなど考えない。よって、保証も当然入っていない。
しかし、新品が35,800円で買えて、しかもこのiPhoneが生き返る術が無いのであれば選択の余地はない。
機種交換へ
ただ新機種にSIMカードを指すだけで終わるということで、さっさと済ませて、iCloudにある連絡先とメモと少しのアプリのデータだけが復活させ、作業は終了した…。
写真とLINE
ここで皆が心配するのは、写真とLINEだろう。
写真のバックアップは取っている人も多いと思うが、大量にたまっているならiCloudに全部上げていないだろうから、それは消滅する。
LINEは電話番号とパスワードでログインすれば普通に使えるようになるが、履歴は消滅する。
だが、私は今を生きる人間なので、過去も必要ないのだ。
対策は?
そもそも、iPhoneが夜間アップデートするぜ!といって、パスコードを要求してきたのに、夜間アップデートをしたらiPhoneが物理的に壊れるというのは、不可解すぎる。
そこで、先程の微笑み無視の件があったが、店員さんに聞いてみた。
深夜アップデートは結構な罠でiPhoneが本調子じゃない場合や、ネット環境が悪いとiPhoneがぶっ壊れることが結構多くある。
アップデートはとても負荷が係るので、対策は「安定したwi-fiの状況下か、パソコン経由でアップデートをすること。」そして、「純正ではない充電器や変なコンセントを使わない」こと。
とのことだった。
私はポケットwifiでアップデートしてしまったので、回線が不安定になったか何かで、アップデートを繰り返してしまい、負荷がかかりすぎて故障してしまったようだ。
まとめ
消えて悲しむ物のバックアップを定期的に取る。
特に重要なものはiCloudにあげておく。
アップデートは安定したwifi下もしくはパソコンのitunes経由で行う。