「同族(一族・家族)経営がブラック」という人は、嘘つきです。|ファミリービジネス良いよ。

「同族(一族・家族)経営がブラック」という人は、嘘つきです。|ファミリービジネス良いよ。

転職を勧めるサイトに、「同族経営はブラック」とか書かれているのをよく見かけます。

どうやったらそんな嘘を思いつくのか不思議でしょうがないんですが、そういう嘘を見かけると「違いますよ」と書きたくなります。

今、転職を検討していたり、転職活動中の方が、「同族経営=ブラック」という嘘に騙されて変な転職をしないように、頑張って書いていきます。

一応、私は、経営企画・人事で10年、起業もしてますし、転職エージェントの資格も持ってますので、お役に立てるかなと思います。

同族経営の会社を避けてたら、下手すると転職先が無いかも知れませんよ。

同族経営がブラックでないのはあなたもすぐ分かる

 

当サイトでは、「ワークワイフバランスの取れる会社に転職して、副業をする」という生き方をおすすめしていますが、同族経営がブラックでないことは考えれば誰でも分かります。

まずは、あなたがこういう風になったと想像してください。

副業が意外と稼げて、月収100万を目指せるレベルに成長したので、退職して副業を本業として頑張ることにした。やりたいことがたくさんあるし、お金も程度余裕があるので、たまたま暇そうにしてた従姉妹に手伝ってもらいつつ、バイトを一人雇うことにした。

これで「ブラックだ!!」と思う人いないですよね。

では、次にいきます。あなたが更に儲かってこうなったと想像してください。

社員数50人程度と会社が大きくなり、経理や人事は信用できる人に任せたいと思い従姉妹を雇って任せることにした。そして、子供も成長してきたので後継として入社させた。

同族感がすごいですよね。

でも、あなたが成功して、子供に後を継がせようと思ってもなんらおかしくありません。

ここで、子供もいい歳してるのに、わざわざ他の人を後継にするか?悩むところです。

ぶっちゃけ、中小企業の場合、優秀な人を雇うのはめっちゃ大変なんです。

他人は雇ってみないと分からないですが、少なくとも遺伝子レベルが同等って保証がある方が安心です。

あなたは自分の会社を、ブラック企業に育て上げて子供に託そうと思いますか??

そんな訳ないので、ブラックじゃないんですって!同族経営だからブラックというのは大嘘です。

同族経営がブラックという噂があるワケ

なぜ「同族経営=ブラック」と言われるんでしょうか?

これは、単に同族経営の会社が多いからだと思います。

会社の1割がブラックという割合だとしたら、元の総数が多い方が数が多くなりますからね。

同族経営の会社は全体で9割以上で、上場企業でも半数近くが同族経営ですから、当然ブラック企業の数も多くなります。

もちろん、同族経営の場合だけ、ブラック企業の割合が多いということはありません。

もしあなたも起業して成功して、更に20年も会社が生存すれば、同族経営にしてますよ。

でも、ブラックは目指しませんよね?

社員数が5名なのに同族が3人いて、残りの2人の枠に私たちが入社するのは、流石にキツイかも知れません。しかし、社員数が20人もいれば特に気にならないと思います。

同族経営を避けてたら転職ができなくなりますよ

全体で9割以上、上場企業でも5割以上が同族経営なのに、「同族経営=ブラック」という嘘に騙されてたら、転職先がほとんどありません。

上場企業で同族経営でない会社の中から選ぶとなると、かなり大変です。

高学歴で経歴もバッチリでどこでも転職できるなら良いですが、普通の人は転職が難しくなるでしょう。

ただ、私の少ない経験からでも転職は避けた方がいい同族経営の会社もありますので、そこを少しお話しておきます。



同族経営を避けた方が良い場合

同族経営を避けた方がいいのは、2パターンです。

社員数が少なすぎる場合

先ほど少し例を出しましたが、社員数5人の内、社長の親族が3人、一般入社が2人なんて場合は、結構やりづらい可能性があります。

あまりにも社員数が少ない会社は避けてもいいでしょう。

ただ、その同族に気に入られればかなり楽に働けるのも事実です。「私も家族の一員です!」くらいの気持ちで尽くせるほど魅力的な経営者一族なら、なんの問題もありません。

出世したいけどイエスマンできない人

同族経営で中途半端な規模の会社(50人〜150人くらい)って、無意味に凄い役職を作ったりします。

常務とか専務とか会長とか事業部長とか。こんな規模の会社でこんな役職いりません。

会社が少し大きくなると、なんか大企業っぽいことをしたくなるんでしょうね。

で、こういう会社の場合、役職だけは存在するので、気に入られれば出世が早いです。

しかし、同族経営の場合は、あくまで「社長の役に立つか?」「後継の役に立つか?」ということを重視します。

あなたが、もし改革好きで、新しいことをドンドン取り入れたい場合、社長や後継と意見が対立するかも知れません。

そうなると、邪魔者扱いされ、退職に追い込まれる危険性も出てきますね。

大きな会社であれば出世しても凄い役職に就くのは大変ですから、社長や後継にゴマすって出世できるなら良いと思いますが、それが嫌なら同族経営は止めておきましょう。

おわり

以前の記事「「ハローワーク=ブラック」は大嘘です!おすすめでもないけど、採用で有利になることも」に続いて、嘘ばっかり書いているサイトを何回か見かけたので書いてみました。

転職の際は、同族経営かどうかで選ぶのではなく、会社の規模で選べば良いです。

ただ、当サイトでは「ワークワイフバランス&副業」を推してますので、残業が少ないところに転職するのがおすすめです。

それでは、良い転職を!

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