最近、副業OKな風潮なっているので、「副業をしたいな〜」と思っています。
しかし、そもそも私には本業と呼べるものがない気がするので、本業を作ることが先決でした。
収入はあるけど本業がないという変な状態の人は少ないでしょうが、私は、なんとなく収入源を3つくらいにしたいのです。
3つの財布を持てとか、3つの蛇口を持てみたいなこと、ビジネス書に書いてあるじゃないですか。
つまり、とりあえず3つ仕事すれば良い訳ですよね。私は、本業+副業+副業を狙ってます。
今回は、私が本業を作るに当たって、求人を見てみたり、転職エージェントに話を聞いて感じた、「国さんに求人票で年齢制限とかの明記をOKして欲しい」というお話です。
求人で年齢制限するのは違法
厚生労働省さんは、「その募集・採用、年齢にこだわっていませんか?」とか言って、「労働者の募集・採用に当たって、年齢制限を設けることはできません。」としています。
公務員が年齢制限がバリバリあるので、もしかしたら書き間違いかも知れないと思って、3度見ほどしましたが、間違いなく「年齢制限をするな」的なことが書かれていました。
厚生労働省▶︎▶︎その募集・採用年齢にこだわっていませんか?
年齢制限OKな例外が6種類
多いのか少ないのか分かりませんが、例外が6種類ありました。
簡単にまとめると…
- 会社の定年制に引っかかる年齢の人を制限する
- 何かの法律で18歳以上しか働けないので制限する
- 長期勤続してキャリア形成を目的とするので制限する
- 技能やノウハウの継承が必要で特定の年齢の層が薄いの場合に制限する
- 高齢者などの雇用を促進する政策に沿って制限する
私のような中途半端な年齢(アラフォー)の場合、3番目に該当する「キャリア形成のため35歳未満を募集します」という系の募集が壁になってきます。
この3番目の特例を使う場合、キャリア形成が前提なので、経験不問の募集にしなければならない・研修制度を充実させないとダメなどの規制があります。
そういう求人を見ると自分の年齢に軽いストレスは感じますが、そう書いてあれば応募しませんので、書類選考に落ちるストレスを受けないので良いですね。
とは言え、世の中は、こんな国の規制を丸っと無視しています。
世の中の求人の実態は…
上記の3番目の長期勤務でキャリア形成したいから35歳未満の人を募集するの特例を使う場合、未経験OKにしないといけません。
でも、世の中は、35歳未満で経験者を求めています。未経験なら20代を求めてます。
でも、35歳未満で経験者募集とはハッキリと書けません。
よって、求人票の上では、35歳未満募集として経験者を待つか、経験者募集として35歳未満を待つか、ということになります。
それに、学歴とか性別もバリバリ関わってきますから、書類選考でボコボコ落とす必要が出る訳です。
若くて美人で経験と資格のある秘書を募集してるのに、アラフォーおじさんの私でも応募できる求人票が出来上がったりしちゃうのです。
そこで、「20代が活躍中!」とか「女性が活躍中!」という文章を添えて、マッチしてない応募を制限しようとする訳ですね。
応募が多すぎると、人事も仕事が増えすぎて残業になっちゃうし、求職者も書類選考で落とされまくって精神を病んじゃうので、
「若くて美人でナイスバディの大卒で資格持ちで経験アリの女性秘書を募集してます。」とかハッキリ書いてくれた方が、結果的にWin-Winな気がしてなりません。
求人票には書けなくても転職エージェントには言える
厚生労働省さんとしては、「年齢ではなく、人柄や能力など、その人の本質を見てね」と言いたいんだと思います。
アラフォーになってしまった私からしても、「25歳が5〜10年で辞めるのと、40歳が5~10年で辞めるのは、大して変わらないんじゃないか?」と思います。
でも、20代ばかりのオフィスにアラフォーおじさんがいるとか、30代前半のマネージャーは部下がアラフォーおじさんだと仕事しづらいとか、若い人の方が無難なことは多々あるんでしょう。
また、アラサー女性は入社後にすぐ結婚や妊娠をする可能性があるので敬遠する、なんて会社もあったりします。こんな理由で募集を制限したら非難殺到です。
しかし、会社側としても書類選考をしまくる時間も勿体無いので、転職エージェントに色々頼みます。
転職エージェントのサイトやアプリ上の求人票には年齢制限などはなくても、エージェントに「紹介するのは20代でよろしく」みたいなことを伝えておく訳です。
そうすれば、転職エージェントが応募前に落としてくれるので、企業側も楽になります。
こんな実態なら、もう求人票に明記しちゃって良くない?
だからって「転職エージェントに登録」が最強とは言えない
まあ、転職エージェントがオススメなのはオススメなんで、3ヶ月以内に転職したいとかなら登録せざるを得ないでしょう。
私は無難にリクルートエージェントに登録しました。
ちゃちゃっと20社くらい応募して、どんな感じか試してみて良いと思います。
エージェント使ったことないなら▶︎▶︎【リクルートエージェント】
が!
結果、エージェントに登録しても、なんだかんだ私のようなアラフォーおじさんには、未経験の場合は特に、年齢の壁が立ちはだかります。
年齢の壁どころか、年齢の崖と言っても良いです。
リファラルリクルーティングに引っかかってみるのはどうか
私は、本業+副業2個で3つの蛇口を狙ってますので、本業があまりにも忙しいと困る訳です。
私、定時で帰りたい。
そこで、人事とか労務とか総務の事務系の求人もチラチラ見てたところ、アラフォーおじさんが慣れ親しんだ「ルー大柴語」が最近は大流行しているようです。
例えば…
プロダクトが今からドライブするフェーズなので、各セッションとコミュニケーションを取って、サービス改善にリクルーターとしてコミットするのがミッションです。
意味は分かりますが、ルー大柴をテレビで見ていたアラフォーおじさんの私は、どうしても笑いが込み上げてしまいます。
現代の若者はこんな喋り方に変化しているんでしょうか。
この喋り方が、変化なのか退化なのか進化なのか分かりませんし、ルー大柴に時代が追いついたのかも知れません。
何より逆に英語が下手になりそうですが、意識高い系の人たちは意識が一定以上高くなると、ルー大柴になってしまうようです。
さて、こんなルー募集を見ていたら、結構良く見かけたのが、リファラルリクルーティングという単語です。
リファラルリクルーティングとは何だ
リファラルというのは、紹介とか推薦という意味ですので、リファラルリクルーティングとは「紹介による採用活動」ってことですね。
バイト時代に言われてた、「友達に誰か暇な人いない?」みたいなヤツですよね。
コネ入社とかも、リファラルリクルーティングに含まれるってことでしょうか。
もちろん、ルー大柴系企業は、能力が高い人をリファラルして欲しい訳ですから、ただ暇な人ではダメですけどね。
それに、ルーとか言ってますが、面接2〜3回で本当にデキる人なのか確認するのは困難なので、優秀な人からのリファラルの方が効率が良いという考えも分かります。
転職活動はほどほどに友達を増やしてみるのはどうか
リファラルリクルーティングが流行ってきているのであれば、リファラル転職を狙って、友達を増やすという選択肢も捨て切れません。
昔からの友達だったら一緒に働くのは嫌かも知れませんが、新たに作った、知人に毛が生えた程度の友達であれば別に問題ないですよね。
アラフォーおじさんになると転職先の選択肢は限られてしまいますので、選択肢を広げるために色んな交流会…じゃなかった、色んなミートアップに参加してみるのも良いかも知れません。
お金が欲しいのにお金が出ていっちゃうけど、投資だよね。
おわり
さて、国さんの年齢制限禁止はあまり意味をなしていないので、無駄な手間を避けるために、年齢どころか色んな制限を明記して良いようにして欲しいと思います。
しかし、国さんに文句言っても恨んでも愚痴っても仕方がないので、エージェントなどを使いつつも、リファラルされるのを目指してみても良いかも知れません。
アラフォーおじさんになると、何もしないと選択肢が狭まってしまうので、行動して選択肢を広げて、なんとか転職を決めたいところですね。