昨日、銀行で働いている青年とお話する機会があった。その青年の夢を聞いてみたところ「ヒモになりたい」そうだ。
たまたま私もヒモの有用性について真剣に考えていたところだったので、「ヒモ」について考えてみた。
ヒモというのは一般的に、女性に養ってもらっている収入がない男性のことを指す。
なんともダメな男である感じだが、実はメリットもあると思う。
今回は、男性女性の両方ともヒモについて考え直す機会になってもらえたら良いなと思う。
はじめに
ヒモとは、少し前の言い方でいくとジゴロに当たる。ジゴロとは以下だ。
ジゴロ(仏: gigolo)とは、女から金を得て生きている男(女から金を巻き上げて生活する男、女にたかって生活する男、女から巧みに援助を得る男など)のことをいう。ヒモ、男妾など、また男娼、「つばめ」、「スケコマシ」などが類義語に当たる。
ジゴロはフランス語であった。ボンジュール。
ネットで検索すると、ヒモの言葉の意味の説明の他に「ヒモ男に注意せよ」とか「ヒモになるためには」みたいなものがヒットする。
しかし、ここでは男性がヒモになるための作戦と女性にヒモを飼うメリットの、両方の視点からヒモを肯定する方向で書いてみる。
ヒモになるための作戦
さて、ある意味、男の夢のような、墓場のような、なんとも言えないヒモだが、専業主婦に憧れる女性がいるように、専業主夫になりたい男がいても良いはずだ。そして、ヒモは専業主夫の前段階と言える。
ヒモは一見すると女性を食い物にするが、この世に存在する以上、女性にとって何らかのメリットがあるはずだ。しかし、社会的にあまり良い印象を持たれていないので、女性に簡単に受け入れてもらえない。
よって、ヒモになるためにはある程度の作戦を立て、計画的・戦略的に行動しなければならない。
また、男性がヒモになるための作戦であるが、女性の方の知って読んでおいて欲しい。というのも、これくらいの能力が無ければヒモにふさわしくないし、こういう作戦でヒモになろうとしている男に注意して欲しいからだ。
1:女性にとって魅力的でなければならない。
まずは対象の女性に好かれる魅力を持っていなければ元も子もない。そして、ヒモにしても良いと思うほどの魅力も必要となるので、その辺の男よりも何かしらの魅力を持っていないとならない。
ルックス的な魅力、聞き上手的な魅力、性的な魅力など何かしらの人間的魅力が必要だ。
2:ヒモになる能力がなければならない。
優秀なヒモは家事をこなせなければならないし、出来れば美味しい料理も作れなければならない。ヒモを飼うメリットを女性に与えなけばならない。
先程も書いたが、ヒモは専業主夫の前段階なのである。
ヒモが家を散らかしているようでは話にならない。
3;数をこなささければならない。
女性は男性選びの際は、総合力を重視する傾向がある。ルックスだけでなく、経済面、精神的に頼れる存在であるなど、バランスを取れた魅力のある男性を求めているので、ヒモになりたい男性は当然モテない。
1や2で説明した、魅力と能力を使って頑張って女性を落とそうとする訳だが、経済面で圧倒的な不利な戦いとなるので、成功率は高くないだろう。
よって、積極的に合コンに参加したりして、数を打たなければならない。
4:(番外編)後から経済的・精神的に厳しくなる。
これは誰でも出来ることではないので番外編としたが、最も効果的な作戦である、
まず、それなりに経済的に余裕があり、精神的にも頼れる存在である状態で出会い、付き合う。その後、突発的に不幸にも退職等に追い込まれ、精神的にも痛手を負う。そうすれば、はじめは一時的というつもりで、女性宅に転がり込む。
これならば、女性が一時的に窮地に立たされた男性を救いたいという気持ちを利用できるため、効果的だ。ただ、意図的にやるのは、最低だ。
女性がヒモを飼うメリット
次は女性がヒモを飼うメリットだが、男性もしっかりと需要を理解しなければならないので、作戦だけでなく女性のメリットも確認しておこう。
女性は、こういうメリットがあるということを理解して、経済的に余裕がある場合は、ヒモを許容して欲しい。
1:何らかの癒やし効果がある。
外見的魅力がある人ならば目の保養になるし、聞き上手ならば精神的な癒やしになる。経済面を全面的に支えているので立場的に優位に立てる。貴女が尽くすタイプではないのであれば、常に上から目線で接せるというのはメリットだ。
ただ、逆に言うと、上の立場を維持する必要があると思う。
ヒモを飼っているにも関わらず、「捨てないで~」みたいになってはダメだし、遠慮して指示やダメ出しが出来なかったりすると、ヒモ側が調子に乗って関係が破綻してしまう。
先程から「ヒモを飼う」という表現をしているが、ある種ペットのような感覚でヒモを受け入れてみては如何だろうか。
2:家事をせず、仕事に集中できる。
料理を作らせ、掃除をさせ、洗濯等もさせれば、家事代行サービススタッフが常に家にいる状態を実現できる。
キャリアウーマンとしてバリバリ働いている女性は、仕事だけでなく家事や自分磨きにも勤しんでいる場合が多い。しかし、正直言ってかなりの重労働だ。
充分な収入があるならば、任せられることは任せて、仕事に専念するというのは悪いことではない。
3:男性を自分好みに変えられる(経済面以外で)
1でも述べた通り立場的に上になることができるので、様々な要求ができる。自分の好みの外見に変えさせることもできるし、料理の味付けも相手に合わせる必要はなく自分好みに変えさせられる。外出するときも留守番させてもいいが、自分の行きたいとこに行ける。映画も自分の見たいものだけ見られる。
通常は対等な立ち位置で付き合うので、中々自分好みに変えることは出来ないし、それなりの社会的地位がある男性はプライドがあることもあり、女性側もかなりの譲歩をしなければならない。
小まとめ
女子は、以上の3点のメリットを確認して、ヒモを飼ってみればどうだろうか。
現在はかなり男女平等になったために、経済面で男性を圧倒する女子も出てきた。それならば、主夫の前段階とも言えるヒモを飼い、仕事と家事を男女でそれぞれ別々に担当し、効率的に人生を送ってみても良いt思う。
またヒモ能力の高い男性であれば、主夫としての能力も高いので、子育ても任せられるかも知れない。
出会わないと始まらない
ヒモになりたい男子にしても、ヒモを飼っても良いと思う女子にしても、どっちにしても出会わなければ話にならない。
現時点でヒモ候補・ヒモにしてくれそうな人候補が居ない場合は、新たに見つける必要がある。
特に男性の場合は、ヒモになることを前提に活動しなければならないので、「ヒモになりたいです!」と宣言しながらの恋活・婚活は困難を極めるだろう。
しかし、ヒモになり、そして主夫になれれば、一般的な労働からは解放されるので、その困難に立ち向かう価値はあるはずだ。
おわり
ヒモになりたい男性は、困難な道だが婚活・恋活に勤しもう。
ヒモを飼おうか検討している女性は、しっかりとヒモの飼い方を考えておこう。
しかし、ココまで書いておいてなんだが、ヒモからの専業主夫という流れが増えることはあるのだろうか。
専業主婦すら絶滅危惧種と言われているにも関わらず…。まあ、結局、働き方改革に期待…ということで。