サイト運営やブログをやってると、ついつい他のブログやサイトを見ちゃうんですが、「ボランティア価格です!」という宣伝をよく見かけます。
「他の人にも成功して欲しいので、ボランティア価格でやってます。」とかです。
たぶんこの人、めっちゃ金を欲しがっていると思います。そもそもボランティア価格って時点で意味不明ですし。
こういう人は、「ボランティア」という言葉を全く逆の意味で使ってます。
今回は、ボランティア価格という謎の表現を使う人が金の亡者である理由についてのお話です。
そもそもボランティア価格って?
正直意味が分かりません。
赤字なのか、トントンなのか、黒字額が小さいのか。
ボランティアでやりたいなら、無料でやればいいだけです。
じゃあ、なんのために「ボランティア価格」という表現をするのか?
それは、ただのキャッチコピーです。
「安いよ!安いよ!」という宣伝の言葉です。
ボランティア価格って言われたら、私のように色々考えずに素直に受け取る人は、「この人、儲け度外視でやってるんだな。良い人や!」と思うことでしょう。
そう信じ込ませる能力があるのは凄いことです。ビジネスに向いてますね。
ただ、嘘ですけど。
なぜボランティア価格にするの?
スマホのアプリが無料で遊べると言って集客して、後で課金させるのと似たような発想です。
あとは売れない商品やサービスを「ボランティア価格!」と宣伝して売ろうとしているか。
とにかく、ボランティア価格にする理由は二つです。
- 単にそれくらいの価値しかないから。
- 後から別の商品やサービスを売るため。
相手を私だと思えばよく分かります。
私を例にしてお話してみましょう。
まず私が、「簡単にお小遣いゲット!|暇つぶしに記事で更新するだけで、月1万円を稼げるブログの作り方」というブログコンサルサービスを始めるとします。
このサービスをブログやSNSで宣伝して売る訳ですが、このサービスの価格を12万円としたとします。
高くて利用しないですよね?
もちろん、「暇つぶしで記事を書いて半永久的に毎月1万円稼いでくれるブログという資産が手に入るんだから、12万円なんて破格です!1年でペイできます。」と宣伝すると思います。
かと言って、あなたは私から買いますか?
もし良いなと思うなら、買ってください(笑)
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当然買わない訳ですが、それはなぜですか?
このサービスには12万円の価値がないから、あなたは買わないんです。
私がどんな人かも分からないですから、信用もないですよね。信用がないのも価値がないってことです。
ここでボランティア価格の登場!
てことで、売れないのでこのサービスの値段を1万円にします。そうすれば、1万円払うだけで毎月1万円のブログが手に入るんだから安いと思う人が増えますよね。
私も、ボランティアかと言いたくなるくらい安いと思います。割に合いません。
ボランティアかと言いたくなるくらい安い?でたー!ボランティア価格やーーー!!
もちろん1万円だけでは売上が少なすぎて無理です。1万円で色々教えながら、他の商品やサービスをオプション的に売っていくことになるでしょう。
つまり、ボランティア価格と言いながら、もっとお金を取ろうとするってことです。
ボランティア価格の真相
つまり、ボランティア価格というのは…
ボランティア精神で安い価格にしているのではなく、安くないと売れないからボランティア価格と言っている訳です。
ボランティアって相手のために無料でやるんですが、自分のためにボランティア価格って言ってる…。ボランティアという言葉が全く合ってないないですよね。
むしろ逆の意味というか。
ボランティアというか、無料より価値がないと言いたいくらい。
どうにかしてお金が欲しいから、ボランティアという言葉を使って集客を図っている訳です。
金の亡者と言っても差し支えないですよね?
おわり
友達価格とか、誰かの手伝いとかで割安で仕事して「こんなんじゃ、ボランティアやん!」っていう人は多いですが、そんなのは全然ボランティアじゃないですよ〜。
お金がもらえないからボランティアって、ボランティアに対する冒涜です。
たぶん、こういう「ボランティア価格」とか「これじゃボランティアだ」とか言う人は、ボランティアが嫌いなんだと思います。
お金が欲しいと思うのは良いことですが、儲けがないことをボランティアとは言って欲しくないですね。
ボランティア価格というキャッチコピーでは買うな!と言ってる訳ではありませんが、ボランティア価格がどういうことかは分かっておいた方が良いですよ。