意外と本業の保育園のコンサルティング以外にも、居酒屋やブログのコンサル風の仕事をいただくことが多いので、コンサルについて色々調べる必要があり、色々ググっておりました。
コンサルティング契約書の内容についてとか、相場を調べたりとかですね。
すると、コンサルタントに対する憎悪というか嫌悪というか、なんか嫌われてる感じがすごいんですね。
保育園の経営・人事を10年、そして現在は保育園・飲食店・ブログなどのコンサルを行なっている私ですが、ちょっとコレから起業する方や小規模事業者の方に、くれぐれもコンサルタントについて勘違いしないでいただきたく、今回の記事を書いてみました。
コンサルタント、嫌われすぎて笑った
コンサルについて調べていたら、「コンサル いらない」というワードがあったので、検索してみたんです。
すると、こんな感じで、関連ワードが出てきます。
どんだけ嫌われてるんだと…。
まあ、ネガティブワードで検索した上での、関連ワードですから当然ですけど、クズとか無能呼ばわりされると悲しい。
開業コンサルだったらクライアントの資金力不足で開業で出来なかったり、アドバイザリー契約だけなのに全部私のせいにされたり、人事コンサルだったら雇用契約の改革で社員さんに嫌われたり、ブログコンサルや飲食店コンサルでも何回言ってもクライアントが自分の意見を曲げずに収益が上がらなかったりします。
こんな感じで、役に立てない時もありますが…
そこまで言わなくても…！
コンサル出来るなら「自分で起業しろ」という謎意見
経営コンサルタントに対して「そんなに稼ぐノウハウあるなら自分でやれよ！」って言う人がたまにいます。
でも、逆に「なんで自分でやらないといけないの？」って感じです。
私は保育園の経営コンサルをやりますけど、ノウハウもバッチリ・経営も上手くやれますが、初期投資の1億円を用意できないし、借金もしたくない！（もしやるなら1億円以上規模の保育園でないとやりたくない）
経営コンサルスキルがあっても、自分で経営したいかは別です。
保育園の場合は、収入は安定しますが、人員が安定しませんので、苦労が絶えないんですよ。
塾の先生に「そんなに頭いいなら東大いけよ！」って言っても、「なんで今更！？」みたいな話です。
出来るから自分でやる人もいるし、出来るから人に教える人もいるし、出来るけど自分ではやりたくない人もいる。
以前、保育園を複数施設抱える会社の社長職に誘われましたが、やりたくないのでお断りしました。
知識をどう使うかは人それぞれと言う訳です。
コンサルタントを使うメリットを知って下さい
コンサルタントは問題を解決するのが仕事ですので、当然問題を解決できるというメリットがあります。
しかし、定食屋で定食が食べられることをメリットとは言わないと思うので、コンサルを入れて結果が出るのはとりあえず当たり前のことですね。
で、それ以外でコンサルタントを使うメリットは、大きく分けると３つかなと思います。
- 人件費の削減
- 無駄な時間の削減
- 客観的な視点でアドバイスをもらえる
コンサルタントは便利で結果的に安いですし、お金に変えられない”時間”もくれるんですよ。
コンサルタントは人件費の削減になる
新たな事業を始めたり、新たなシステムを導入したり、何かを大きく変える時に、いきなり専門家を雇うなんてまず無理だと思うんですよね。
- その専門家が御社に入社すると思います？
- どれくらいの給与を出さないといけないと思います？
- それに雇ったとしても辞めないと思います？
- 逆に、一連の仕事が終わった時に辞めさせられます？
一人雇うだけでも長い目で見れば膨大な人件費がかかりますし、用が済んだらクビという訳にもいきません。
だから、1〜２年とか数ヶ月でスポット的に使えるコンサルタントは、超お得ですよね。
言ってみれば専門家を使い捨てに出来るんですよ？最高ですよね。
コンサルタントを使えば時間も削減できる
コンサルタントは、そのコンサルをする分野の専門家です。すでに知識は身についてます。
コンサルタントが嫌いだからと、すでにいる社員や社長自らスキルやノウハウ習得のために勉強していたら、すごい時間がかかります。
勉強せずにノウハウなしで突撃するのも良いんですが、無駄なトラブルが発生しますので、そのトラブルの対処に時間がかかります。
しかし、コンサルタントを使えば、こんなのに時間をかける必要なくなります。
時間はお金で買えないですが、コンサルタントを使うことで、実質的に時間を買えるんです。
客観的な視点でのアドバイスの重要性
極端な例ですが、ブラック企業の社長って、周りにイエスマンを配置します。イエスマンを周りに配置すると、誰も反対しませんので自社のサービスが良いか悪いか分かりませんよね。
ブラック企業になってることに気付かないなんてこともあります。
また、飲食店や何らかのサービスを始める際に「良いこと思いついた！」とトランス状態になると、人の話が聞こえなくなります。
そんな時に、データや法律、経験を元に冷静にさせてくれる人の存在は重要です。
社長は猪突猛進で結構ですが、突っ走る際の方向を決めたり、方向を修正できるに越したことはありません。
コンサルは不要と言う人は、コンサルをちゃんと使ったことないハズ
私の人生に影響を与えた本って数少ないんですが、例えば「夢を叶えるゾウ」って本はご存知でしょうか？
夢を叶えたいけど行動に移せない人には、猛烈におすすめです。
その本に書いている通りにすれば、必ず行動出来ますし、夢が叶う可能性も高まります。
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この本ですが、大人気で続編は当然のことドラマ化もゲーム化も関連書籍も出てます。
もしあなたが夢を叶えたくて、この「夢をかなえるゾウ」という最高にオススメの本を紹介したら、すぐ買いますか？
まず、本を買いもしないんですよね。「そんなんで夢が叶う訳ねえ」と。
仮に、この本を読んで感銘を受けても、この本を読めばできるはずの”行動”をしない人ってメチャメチャ多いんですよね。
行動しなければ夢は叶うわけありません。でも、この本は何も悪くありません。
いや、「この本に行動に移すだけの力がなかったんだ！」と本のせいにする人も出てくるでしょう。
まず、「コンサルタントいらない」って言う人は、この本を買いもしない人。
そして、仮に本を買っても行動に移さない人。そして、本のせいにする人。
コンサルタントを雇っても、コンサルタントの言うことを聞かずに、コンサルタントのせいにする人って訳です。
夢をかなえるゾウを読んだら分かりますが、夢を叶えるゾウは人生を成功させるコンサル的なことをしてくれます。
さいごに
ヘボコンサルタントに当たって、クズとか役立たずとか言うのは分かります。私も生まれて初めてコンサルした時のことは思い出したくありません。
でも、普通に活躍しているコンサルタントにクズとか役立たずはいません。
コンサルタントは人件費の削減になりますし、時間を買うってことにもなりますし、変な方向に行くのを防いでくれます。
コンサルタント不要論者は、コンサルに失敗して欲しいことでしょう。「ほら！俺が自分でやった方が成功した！」みたいなね。
自分で問題解決できるんなら、もちろんコンサルはいりません。しかし、もしノウハウがないことを自分で解決したなら、それには多大な無駄が発生したハズです。
そんな無駄は省いて、コンサルタントを使った方が良いと思います。
