何故か私は、悩みがないとか、悩んでないとか、勝手に解決しそうってことで、親身に相談に乗ってもらえません。
何人に聞いたらだいたい2つの答えで、「追い詰められているように見えない」か、「話し方が悩んでそうに聞こえない」のだそうです。
こんな私も以前はうつ病になりかけた時期がありました。
今回は、私がうつ病になりかけたものの、何とか持ちこたえた方法をお話ししたいと思います。ただ、みんながこれで解決できるかは分からない、両刃の剣のような方法です。
うつ病から立ち直ったとか治した方法ではなく、うつ病になるのを防いだ方法です。
では、いきましょう!
私がうつ病を防げた方法
偏頭痛にもなり、自傷性強皮症(指の皮とかカリカリしちゃうやつなど)にもなり、どこで首を吊るかをずっと考えて場所を探したりしていました。
爪の周りは、今でも皮膚が固くなっていて、汚いです。
しかし、ギリギリの時に「自分がヤられるくらいなら、ヤッてやる」と吹っ切れて(というかキレて)、平和的解決ではなく対決姿勢を取り、それに勝利したことで、うつ病にならずに済みました。
対決姿勢を取ったので、両刃の剣なのです。勝ったから良かったものの、もしこれに負けていたらどうなったか分かりません。
私がうつ病になりそうになった時の話
私は25歳くらいまで学習塾で働いていました。部下は学生バイトばかりで、生徒はもちろん子どもで、うつ病とは無縁の毎日でした。
反抗期の男子はウザかったし、モンスターペアレンツも定期的に現れましたが、許容範囲内でした。
そこで、一つの事業を管理する異動になりましたが、ここからが地獄でした。
現場の店舗の上位に存在する部署ですので、店長格だけでなく下のスタッフも部下みたいな感じになります。
塾講師しかしてない私が経営の部署に異動なんですから、自社の規則や、関連する法律、サービス内容、労務関係など、仕事を覚えるだけで必死でした。
しかし、私が無知なことは、現場のスタッフからすれば関係ありません。更に、私が異動する前の管理部と現場の関係があまり良くなかったようで、私も自動的に敵視されていたんですね。
必死に勉強して、知識だけはかなり身に付けましたが、それだけでは部下はついて来ず。
私の指示を無視されたり、私が考えた規則などもガン無視、そのくせ問題が起きたら私に責任をなすりつけてきました。
私も若かったので、部下は年上だらけです。若かった私は現場の人からしても信用ならなかったのかも知れませんが、普通に考えるてイジメられてました。
で、このイジメで私は完全におかしくなったんですね。
部下からのイジメによって出た症状
部下からイジメられるってダサいですよね。
しかし、私は若かったので部下も年上だらけ、人数も当然部下の方が遥かに多く、更に人手不足で辞められたら困るので、強くも言えませんでした。
私の指示・規則の無視と責任転嫁がメインのイジメで、文字だと大したことないですがストレスは半端なく、体がおかしくなってきました。
◆私の症状
- 偏頭痛になった。
- 眠れない。(目をつぶるとイジメを思い出すため)
- 指の爪周りなどの皮をカリカリしてむしるようになった。
- 食欲が無くなった。
- 目の下などがピクピク痙攣するようになった。
- 友達と飲みに行く気力もなくなった。
- いつも何か考えているタイプなのに、無になる時間が出てきた。
- 何故か「辞めたい」より「死にたい」と思うようになった。
- 家の中で首を吊る場所を決めて、首吊りの練習をしたりするようになった。
偏頭痛と睡眠不足で、仕事もはかどりませんし、単に辛いです。
私は身長185cmなんですが、50kg台まで減りました。ガリガリです。
自分でもヤバいと思ったのは、何故か転職ではなく死を望むようになったことですね。
家の中で首を吊れそうな場所を色々探して、試して、思い立ったときには確実に死ねるように準備しはじめたんです。
ドラマみたいに天井にブラさがれるような設備は、ウチにはありませんでしたので、クローゼットに決定しました。
ヤバすぎですよね。
私の経験からして危ない人
私が今でも不思議なのは、転職を考えもしなかったことです。
どう考えても死ぬより転職する方が良いです。
異動したばっかりだったし、私もちょっとした責任者でしたし、仕事も多かったので、思いつかなかったんでしょうね。
もしかすると、こういうのも、うつ病の一歩手前の症状かも知れません。考える力が減るというか。
つまり、こういう状況になって、私のように転職を思いつかない人は、うつ病まで発展する危険性があると思います。真面目な人とか、抱え込む人とか、一生懸命な人が、該当しそうです。
私がキレて両刃の剣を取り出した瞬間
最初に書きましたが、私は「ヤられるくらいならヤッてやる」と思いました。
あんな奴らのために、なんで俺が死ぬんだよ!と思ったんですね。ただ、これ、特別なキッカケがある訳でなく、夜中に眠れない時に突然そう思ったんです。
夜中に眠れない時は、今までのイジメを思い出してましたので、布団の中でイライラしています。まあ、思い出に対してキレた訳ですね。
そして、その夜中に反撃の計画を立てて、次の日出社した際に一気に実行しました。
これまで指示を無視した分を実行するような内容や、いい加減な仕事をやり直させる指示、期限や報告義務、そしてペナルティなど、猛烈にキレたメールを何通もみんなに送りまくりました。
電話がかかってきても、不機嫌な態度で猛烈にダメ出ししまくりました。
私の部下たちや同僚も、「突然どうしたんだ?こいつ」と思ったでしょうね。
しかし、これまで私をイジメていた人たちです。これで従うようになるかは分かりませんでした。
両刃の剣でイジメてきた人達と戦った結果
結果としては、ほとんどの部下を倒すことが出来ました。
倒したというのは、言うことを聞くようになったってことですね。
「こいつ怒ると怖いぞ」と思われたのか、「こいつヤバいヤツやん」と思われたのかは分かりません。
少数だけ私に反発する派閥みたいなのがありましたが、相手が少数になってしまえば負けることはありません。
私は、時間は少しかかりましたが、その派閥から一人一人取り込みその派閥を解体しました。
この戦いに勝てた私は、一気に先程の症状が治っていきました。治るどころか、楽しく働けるようになりました。
残ったのは、今でも汚い指の皮だけですね。今でもイライラすると、指をカリカリしてしまいます。
おわりに(うつを感じたら)
私のように上司の立場にある人でも、部下にいじめられることもある訳です。どの立場にいる人でも、うつ病の可能性はあります。
私は、両刃の剣で戦って勝てたから良かったですが、時期やタイミングが悪ければ負けていたかも知れません。あの状況で負けて更にイジメられたら、今はもうこの世に居ない可能性もあるんですよね。
とは言え、キレて思いっきり戦うというのも、私はそれで助かったので一つの方法だと思います。
ただ、それ以外に私の経験を踏まえたアドバイスを3つ書きますので、参考にして下さい。
◯アドバイス1
私のような症状になる前に、プライベートを充実させたりしてストレス発散をすること。
私のような状況になってしまうと、プライベートとかどうでもよくなってしまいます。
◯アドバイス2
私のような症状になる前に、転職を視野に入れること。
「あ、これイライラしすぎてヤバい」と思ったら、転職を検討すれば、最悪逃げられるという安心が生まれます。別の楽しみになる副業も良いかも知れません。
◯アドバイス3
私のような症状になったり、うつ病っぽい症状が出たら、休職・異動も出来るか確認して下さい。
実際に休職するためには、会社によって色々な手順があると思いますが、ダメなら本当に転職しましょう。思い切って起業しても良いと思います。
私はうつ病になる前に助かったので良かったですが、うつ病は私の症状よりも悪化した状態だと思われます。
絶対に無理はせず、防止しなければなりません。