転職でブラック企業を回避!|求人票の見方4選+1

転職でブラック企業を回避!|求人票の見方4選+1

ブラック企業は沢山あるし、ハラスメント型やサービス残業型などブラック要素も多種多様だ。

正直、事前にブラック企業を完全に見分けるのは難しいのが現状だ…。

しかし、求人票の時点で少しだけ判断できる。完全に回避出来るとは言えないが、面接と合わせれば回避率は上げられる。

ブラック企業について

ブラック企業は、サービス残業が大量にあったり、ハラスメント行為が横行していたり、社員を酷使し、使い捨てにするのが基本的なイメージだ。

離職率を調べられれば良いのだが、面接で聞いてもテキトーな返事をされたりするので、信憑性は怪しい。

大企業だからブラックではないとも言えないし、結局は入ってみないと分からないのが現状だ。

根本的な解決は、政府の「働き方改革」に期待するしかない。

ブラック企業が存在する理由

ブラック企業が無くならないのは、ブラックの方が儲かるから。

人件費を大幅に削減出来るので、めちゃめちゃ儲かる。

仮に、「売上が1億で社員10人の中小企業があって、一人あたりの給料が400万しか出せない。」という状況があったする。

ここで、ホワイトの場合は、給料は上げられないが残業そのものが無いとか、完全週休2日制&有休100消化、更に夏季休暇とかリフレッシュ休暇があったりして、何とか社員のモチベーションを上げる。しかし、利益は残らない。ただ、会社の業績は上向いていく可能性があるので、将来性はある。

しかし、ブラック企業の場合は、一人あたり300万にして、更にサービス残業+休日出勤、有休も取らせないし、そして社員が減っても補充せず気がつけば7人で回すとすると、前述のホワイト企業より1900万円も儲かる。売上は同じ1億なのに1900万円も差が出るのだから、ブラックの方が儲かる。ただ、もちろん離職率が高いので、会社の将来性は無い。

また、ブラックは人件費を違法に削減しているので、顧客に商品を安く提供できるという強みまである。

コレほどの差があるなら、ブラックな経営手法を取る輩が居なくならないのも分かる。

困るのがライバルの存在

ホワイトで頑張っても、ライバルがブラックの場合、正攻法で戦っても負けてしまう可能性がある。ブラックは社員を限界まで働かせるので、最悪の場合は労働時間が倍近く差がでる。黒字額も前述の例の通り大きな差がでる。質や将来性ではホワイトの方が良くても、ブラックに競り負けてしまうことがあるのだ。

ブラックな経営手法を取りたくなくても、負けて潰れたら元も子もないので、ブラック化してしまう会社もある。


ちょっとした見分け方

転職回数が増えすぎるのは自分の履歴に傷がつくし、やっとの思いで転職したのにブラックに引っかかったら絶望するし、入社後に精神攻撃をされて精神的に病んでしまっては困る。

解雇してくれるならまだしも、イジメて自己都合退職に追い込まれるので、失業保険もすぐに貰えない。

もののけ姫のイノシシ達のように生きて帰れな戦いに突撃させられる訳にはいかない。

そこで、求人票や求人広告である程度、ブラックの可能性を予想する方法をまとめる。前提として、ブラック企業の求人票や求人広告には嘘が書いてあるものとしている。

1:意味不明

意外なことだが、企業理念・経営理念が意味不明なことは結構ある。キャッチコピーやPR文にしてもそうだ。

おそらく、あの手この手で人を集めているので、成功したコピーなどをかき集めていたり、チェック体制がいい加減だから、こういう意味不明な文章のまま求人広告を出すのだろう。

この求人担当もブラックの一員なので、疲れ切っていて訳が分からなくなっている可能性もある。

2:アットホームな職場です♪

私の経験上、ホワイト企業はアットホームと言う事は少ない印象だ。

ホワイトは休憩や休暇などのリフレッシュにも気を使っているが、それはつまりメリハリを重視しているということ。

アットホームと言われると「家にいるようにくつろげる」とか「家族のように壁がない」という印象を受けるが、家にいるようにくつろげるスペースがあるのは素晴らしいし、いわゆる風通しの良い職場というのは感動だが、家にいるみたいな働き方というのは、いまいちハッキリと職場の雰囲気が掴めない。

メリハリを重視するちゃんとした会社が、この分かりにくい表現を使って募集する頻度は少ない印象だ。

3:やりがい!!!

実力・成果など、頑張れば頑張るほどリターンがあり、やりがいがメチャメチャある感じを全面に押し出しているのも、ブラック企業の広告にありがちだ。

ホワイトは、先程のメリハリなどを大事にしている。社員の精神衛生にも気をかけていて、仕事ばかりではなく、ワークライフバランスを考えているのだ。

結果的にワークライフバランスが崩れた社員よりも、ワークライフバランスが取れている社員の方が稼ぐことを知っているからだ。

やりがい!という言葉を使って、働き詰めの現状を誤魔化そうとしている。もしくは、やりがい!意外に自社をPRする言葉が見つからないのだ。

4:誰でもOK

学歴不問・経験不問・年齢不問・スキル不問…不問!不問!なんでも不問!というのは、怪しい。

単なるデータ入力ような仕事でも、Word・EXCELのスキルは問われる。また、長期的に育成していく場合で、ほとんど不問という求人はあるが、年齢は35以下という制限がつく。

ホワイトの場合、いい人材を探しているので、業界経験不問とか業界未経験歓迎と書いていても、◯◯分野での経験などを必須経験として出してくる。

求人広告を読んでみて、誰でもOK感が伝わるなら、それは「使い捨ての駒なので誰でもOKだよ!」という広告なのだ。

5:濁す、明確でない

面接前の質問や面接の際に質問して、回答が濁されたり、明確ではない回答の場合はブラックな可能性がある。

もちろん、中小企業の場合、規則がまだ出来ていないだけかも知れない。小さな会社に大企業のような規則や制度が無いからと言ってブラックにはならない。

ただ、ブラックの場合で、例えば、査定によって賞与や昇給を決めると書いてあっても、実体は社長がペッとテキトーに決めているだけ。つまり、査定制度は無い訳だ。しかし、求人に査定によって賞与・昇給を決めると書いてある…。

それにブラックの場合は、純粋な売上等の成果の他に、「有休を取ってない人が優秀」「サービス残業しまくってる人が優秀」という感じの評価になる。社長がペッと決めてるとも答えられない。当然、査定制度を聞けばよく分からない回答がくる。

おわり

これらの豆知識を使っても、ブラック企業を自分一人で見破るのは非常に困難だ。

まだまだブラック疑惑のある求人広告はあるのだが、基本的には人材を「人財」と見ているか「」と見ているかで判断しよう。

転職エージェントを使ったり、口コミサイトを見てみたり、様々な方向から確認してブラックへ転職するのを回避しよう。

それなりにスキルや経験のある人は、エージェントを使ってみるのが意外と簡単なブラック回避の方法だ。というのも、エージェント経由で採用すると紹介料がかかり、採用コストが高い。ブラックは「駒」として考えている職員にそんな採用コストをかけないのだ。

ついでに、採用コストについても一度考えてみることをおすすめする。また、ブラック回避方法を3つに分けて紹介しているので、そちらも読んでみて欲しい。




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